先週はお忙しい中、参観していただきありがとうございました。落ち着いて学習する姿、友達と楽しそうに話す姿など、たくさんの成長した姿を見られたと思います。
　体育のマット運動では、一つ一つの技の完成度を高め、連続技に挑戦しました。大きく成長した自分の体を生かし、ダイナミックに技に取り組む様子をご覧いただきました。和気あいあいとした雰囲気でアドバイスをしたり、褒め合ったりしていました。今週もかっこよく連続技を決めていました。

　同和学習では、「水平社宣言」の中心人物として活躍した西光万吉さんの生涯について学習しました。差別を受けていたころの気持ちや差別に立ち向かおうと決意した後の気持ちを考えました。心情を考えることで、子どもたちは差別に対する憤り、差別をなくそうとする西光さんの熱い思いに気付きました。そして、「差別をなくすには、全ての人に同情や哀れみではなく、尊重する気持ちをもつことが大切」、「仕返しをするのではなく、全ての人が幸せになるように立ち向かった姿が印象的だった」と学習を通して、考えていました。

　子どもたちは年間を通して、様々な同和学習について考えてきました。その都度、憤ったり、共感したり、友達同士で意見交換をしたりしながら、差別をなくそうという思いを高めてきました。真剣に向き合い、取り組む姿は素晴らしかったです。これからも自分の心の中に「差別心」がないかを見つめ直し、偏見やうわさに流されずに正しい行動をしていくことを意識してほしいです。そして、私たち大人も自分の心の中を見つめていたいと考えます。