5年生__

にじ No.29

自然のおいしさ感じました



 6日火曜日に、ずっと天候が悪く、延期に延期していた下正善寺の棚田で育てた米をようやく、釜で炊きました。今では米を研いでスイッチを押すだけでごはんが炊き上がる電気炊飯器が主流となっているため、子どもたちはあまり馴染みのない釜に興味津々でした。中々、薪に火が付かなかったのですが、機転を利かした子どもたちが、「マツボックリや杉の葉は油分があるからよく燃えるんだよ」と言いながら、カヤや落ち葉、杉の葉などを拾い集め、何とか火をつけることができました。水が吹きこぼれそうになる様子に驚いたり、吹きこぼれてからの火加減を調節したりしながら、炊きあがるのを待ちました。炊きあがってからの蒸らしが若干少なくて柔らかめでしたが、天日干ししたお米はとても甘く、子どもたちはあつあつのおにぎりを幸せそうに食べていました。
 この日の給食でもご飯が出ましたが、給食のご飯もほぼ残食はありませんでした。これまでの「もったいない」の学習を生かしている姿がうれしかったです。
 振り返りを見ると、昔は料理やお風呂を沸かす際に毎日火を起こしていたことに思いを馳せている子どもたちが多くいました。そして、先人の努力のおかげで今の自分たちの暮らしがあるということを実感している子もいました。






2022年12月13日