12月13日（火）に、ＮＰＯ「ひこう船」代表の瀧澤ミチ子様を講師にお招きして、性教育講座を行いました。『大切なプライベートゾーンについて知り、自他の体を大切に思う心を養う』ことがねらいでした。
　まず、「すてきな大人になるための勉強」という言葉に惹かれ、講師の瀧澤先生の熱心なお話を真剣に聞くことができました。「プライベートゾーン」については、以前にも学習していましたが、自分の一番大切な「命のもと」ができるところだから大切にしなければならないという理由が、印象深く心に残った様子でした。
　また、体のプライベートゾーンを守るだけでなく、それぞれのパーソナルスペース（空間のプライベートゾーン）に入っていいのは、家族や友人、先生だけで、知らない人が入ってくるようなことがあれば、No（やめて）、Go（逃げる）、Tell（知らせる）ということも教わりました。不審者対応の避難訓練で教わっていた「イカのおすし」も、こんな時に、知識があれば行動に移せると、「知ること、勉強することの大切さ」にも気付くことができました。
　そして、東日本大震災時の津波でお子さんをなくされて悲しみのどん底にいた親御さんの「亡くなった子供の分までみんなに優しい心で生きていってほしい」という涙ながらのメッセージの話や、いじめで苦しんだ体験があるというイラストレーターの方の「泣いてもいいよ…。となりにいるから。」というメッセージには、神妙な面持ちで話に聞き入っていました。自分の体、命を大切にしていこうという気持ちを高めることができました。
　ご家庭でもお子さんに、「大切なあなた」メッセージを送り続けていただきたいと思います。