調律師の矢川光則さん

　7月14日にピカドンピアノコンサートがありました。ピカドンピアノとは、1945年8月6日に広島県で被爆したピアノのことです。爆心地から半径２ｋｍの中で生き残った奇跡のピアノです。調律師の矢川光則さんが心を込めて修理し、演奏ができるピアノに蘇らせました。矢川さんはそのピアノを4トントラックに載せて、北は北海道、南は沖縄県まで運び、世界の平和を願い、全国1500か所でピカドンピアノコンサートを開催しています。そのピアノが飯小学校にやってきたのです。飯小学校では、5・6年生11人の小さなピアニストが演奏しました。どの子も堂々とした演奏で、平和の音色を体育館に響かせました。その優しく軽やかな音色は、5・6年生の心にしっかりと届いていました。